Garden of Lapis Lazuli

刹那的生命の備忘録

「勁さ」とは

人を勁くするのは 「孤独」 だと思うのです。


これは「孤立」ではありません。噛み砕いて言えば、一人でいる時に自身と深く「対話」しているか、どうか。(人と話すときも同様)



昨今、「対話」を欠く人が多いと思うのです。
というのは恐らく、情報の流出入が容易になり対話をする間もなく他人の考えを知り、それで納得してしまう事が多いからなのかもしれません。


言うなれば、クイズを出された2秒後に答えをバラされるようなものですかね。


人は分からないから、考える。

自己に問い掛け、対話し、他人と対話し、自分なりの解答を導きだす。
そうやって、「勁く」なるのだと思うのです。

私の定義する「勁さ」を、違う言葉で表せばそれは「優しさ」かもしれません。
もしくは、「審美眼」かもしれない。「精神力」というと、ニュアンスがアグレッシブになり過ぎる気がします。


このような「勁さ」を手にするにはやはり「対話」が必要不可欠な経験でしょう。
それは一人でいる時の方が集中出来ますし、つまりは「孤独」でいる事で得られる「勁さ」の1つです。

勿論、他の人と話すことも大切ですので、そう言った意味でも「孤立」ではないのです。