Garden of Lapis Lazuli

刹那的生命の備忘録

アカデミア

理学と工学の研究指導スタイル 2

最大公約数的指導により、工学系博士後期課程進学予定者(Dr.を取得する予定の人)へのケアは研究者としてのトレーニングの質を理学系の博士前期課程進学予定者への指導と比べて著しく下げ、個々人の能力向上は二の次になる. これはアカデミアの世界で生き残っ…

理学と工学の研究指導スタイル 1

理学の世界と工学の世界に進む若者たちは、それぞれその路に進むモチベーションが大きく異なっている.これは勿論個々人にも大きく依存しているのだが、その中でもクラシカルな大きな溝については、互いに認識していないことも少なくない.その相互理解の程度…

利己的動物愛護主義者の筋違いかつ侮辱的な批判へ

我々の生命は、現代の生活は数多の動物達の生命の上にある.屍の塔の最上階に立っている.そういった事を自覚せずに、全て研究者に汚名を擦り付けながら書いた文章で、あなたは今日も家畜と呼ばれる動物達の肉を喰らい、マウス達で安全確認された薬を飲むんだ…

またまた日本の研究力がほとんどオワコンな話

大学院 そこへの進学は多くの大学生にとってモラトリアムの延長に過ぎないだろう 真面目に研究は短期間する事になるだろうが、社会へ出るまでの期間、学生としての期間を延長する事が主な目的になってしまっている人が多い また初任給と就職後の待遇の差は確…

研究テーマは....

どのような事を研究しようか、迷っていた 常に考えてはいるのだが、決め手にかけていた 最上命題は決まっている 「What is life?」 エルヴィン・シュレディンガー氏が残した知的生命への問であり、呪いだ それでも、私達は 今日も知恵の塔を築き上げ続ける為…

インドネシア人の友人が

研究関係でインドネシアの方々2人程に実験を教えたりした機会があった。 その時から今も仲良くしてくれている。 彼女たちは私が学士の時に留学で日本に来ていて、当時は修士だった。 そして最近無事に卒業したらしい。お祝いのメッセージにはすぐ返事が来た…

科学の路を志して私は....

科学 その世界に、私はワクワクを感じた 先に見える可能性の世界に、光り輝くようなものをみた はずだった 少しずつ、色々な事を学んでいくと、その世界の広大さ、深さに言葉を失った 先人たちが積み上げてきたもの、その高さ、膨大さに溺れてしまった 先が…

研究オワコン日本チャチャチャ

数年前だろうか将来なりたい職業ランキングの上位に「博士・研究者」が入ったと報道されていた昨今では小学生~高校生のなりたい職業ランキングのベスト10の何処かに食い込んでいるらしいのだが、よく見るとこれは男子のランキングだけの話であり女子のランキ…

研究というものについて I

とある研究者は、問題を提起することを芽とし、観察実験をすることを茎とし、そしてそのメカニズムを解くことを花と形容していた。研究というものを、一つの植物として例えたこの言葉は面白い。研究という行為は様々なものに例えられてきたが、一般的に「高…