無限のトンネル
長いトンネル
いつまでも続いていくような長い長いトンネル
光と影の明滅
通り過ぎていくトンネルの光景
次々と変わる、人生のシーンを眺めているような気分になる
一つの映画のよう
白黒で、色彩はない
目に見える様な変化がない
単純な繰り返し
人生と変わらない
そう思いながら、もう何度目か分からないトンネルを抜ける
本当に抜け出せるのだろうか
もう、この無限の中に在れるのなら
有限のトンネルの外に出る必要なんて、ないと思った
この闇から外に出たら、鮮烈な生がある
激流の中、この身体も心も
耐えられはしまいと思った
この脆弱な殻は
外のDynamicsで
打ち砕かれて
細かく小さく
さらさらと
砂になって、いくでしょう